レーザー工房ノートLASER KOBO NOTE
機材レビュー8

xToolはどれを選ぶ? M1からS1に乗り換えたわたしの機種比較【サイズ・加工範囲の違い】

結論:迷ったら、この3タイプで選べば失敗しない

xToolのレーザー加工機が気になって調べ始めると、M1 Ultra・S1・P2S・F1……と機種が多くて、

「結局、どれを選べばいいの?」

と迷ってしまう方は多いと思います。わたしは実際に M1 → S1 と乗り換えて使ってきました。その体験から、先に結論をまとめます。

あなたのタイプ おすすめ 理由
趣味でクラフトを楽しみたい M1 Ultra 1台4役で遊びの幅が広い・手頃
木材を切って作品を作りたい/副業したい S1 切断が速くてキレイ・価格と性能のバランス◎
透明アクリルや厚物まで本格的に P2S CO2レーザーで扱える素材が一気に広がる

ここから、実際に使って分かった違いを順番に説明します。

わたしの機種遍歴:M1 → S1(そしてP2Sを検討中)

わたしは最初に M1 を買い、そのあと S1(40W) に乗り換えました。いまは3台目として P2S の買い足しを考えているところです。

つまりこの記事は、カタログスペックの並べ替えではなく、実際に2機種を使い込んで、3機種目を本気で選んでいる人間の比較です。その目線で書いていきます。

M1とS1、両方使って分かった違い

xTool S1のベースプレート。加工範囲が広いぶん本体も大きい

🔰
はじめてさん
M1からS1に替えて、実際なにが変わったの?
🛠️
管理人
いちばんは切断のスピードと切断面のキレイさ。あと、本体が思った以上に大きくなったこと(笑)

体感の違いを正直にまとめると、こうです。

  • 切断スピード — S1(40W)は速い。M1で待っていた時間がぐっと短くなり、遅いと感じたことはありません。むしろ速いと感じています
  • 切断面のキレイさ — S1にしてから断面が整い、MDFの後処理がラクになった
  • 本体の大きさS1はM1より、体感で一回り〜二回り大きい。設置場所は事前確認が必須です

M1→S1の乗り換えで感じた効果は、xTool S1を1年以上使ったレビューに詳しくまとめています。

サイズ・加工範囲で比べる(ここが盲点)

xTool S1の背面パネル(接続端子と電源)

機種選びで意外と見落とされがちなのが、本体サイズと加工範囲です。目安を表にまとめます(※仕様は変わることがあるので、購入前に公式サイトで最新値を確認してください)。

機種 加工範囲(目安) 本体サイズ(目安) レーザー
M1 Ultra 300×300mm 620×498×178mm ダイオード 10/20W
S1 498×330mm 765×561×183mm ダイオード 10/20/40W
P2S 600×305mm 1000×639×268mm CO2 55W
F1 115×115mm 179×235×334mm ダイオード+赤外線

見てほしいのは、S1の本体は横幅76cm・奥行き56cmもあること。加工範囲が広い=本体も大きい、です。

わたしも横幅はしっかり測って準備していたのに、奥行きが想像以上に大きくて置き場所に悩みました。この「サイズの現実」は選び方の記事でも詳しく書いています。

M1 Ultra:趣味で楽しむなら、これで十分

まず、わたしが最初に使っていたM1の系統から。家庭で趣味として使うなら、M1(現行はM1 Ultra)で十分というのが、使っていた実感です。

現在は後継機の M1 Ultra が中心になっていて(無印M1は取扱店の在庫が残る程度のようです)、これがなかなか面白い進化をしています。

  • レーザー彫刻 — 木や革への名入れ・イラスト
  • ブレードカッティング — カッティングシートや紙を刃でカット
  • インクジェット印刷 — カラー印刷までこの1台で
  • ペンドローイング — ペンでイラストや文字を描く

つまりレーザー・カット・印刷・ドローイングの「1台4役」。レーザー単機能ではなく、クラフト全般を1台で楽しめる方向に進化しています。

🔰
はじめてさん
印刷までできるの!? ステッカーとかラベルも作れそう…
🛠️
管理人
そう、そこがM1 Ultraの強み。彫刻×印刷×カットを組み合わせられるから、作れる商品の種類が多いんだ。趣味はもちろん、副業の入口にもいいと思うよ。

カラー印刷と彫刻を組み合わせたシール・ラベル・紙もの雑貨など、アイデア次第で商品の幅が出るので、「まず趣味から始めて、ゆくゆくは販売も」という人にも向いています。

S1:木材を切って作りたい・副業したいなら本命

わたしが今のメイン機として使っているのが S1(40W) です。

  • 木材の切断が速くて、断面がキレイ
  • カバーが閉まらないと動かない安全設計で、家庭でも安心
  • 40Wまで選べて、価格と性能のバランスがいい

「木を切って、物を作って、できれば売りたい」

——そんな人には、S1がいちばんおすすめです。1年以上使った正直な感想(良い点も惜しい点も)は、xTool S1レビューにすべて書いたので、検討中の方はぜひ読んでみてください。

P2S:透明アクリルまで扱いたい本格派に

そして、わたしがいま買い足しを検討しているのが P2S です。理由はひとつ。

CO2レーザーなので、S1(ダイオード)が苦手な透明アクリルを切断・加工できるからです。

S1のスピードや性能に不満があるわけではありません。そうではなく、扱える素材が増える=作れる商品の幅が広がるから。透明アクリルの雑貨やディスプレイ小物まで作れるようになると、販売の選択肢が一気に増えます。

ただし表のとおり、P2Sは本体が横幅1mクラスの大物で、価格も上がります。「趣味の1台目」というより、ものづくりを本格化させたい人・事業として広げたい人の機種という位置づけです。

ちなみに F1 は手のひらサイズの加工範囲(115×115mm)のポータブル機。イベント出店でその場で名入れする、といった使い方に特化した機種なので、据え置きでものづくりをするなら M1 Ultra/S1/P2S から選ぶのが基本です。

まとめ:あなたに合う1台はこれ

こんな人 おすすめ機種
趣味でクラフト全般を楽しみたい/印刷やカットもしたい M1 Ultra
木材の切断メインで作品づくり・副業をしたい S1 ← わたしのメイン機
透明アクリル・厚物まで本格的に事業を広げたい P2S
イベントでその場彫刻したい F1

機種選びで大事なのは、スペックの高さではなく「自分が何を作りたいか」に合っているかどうか。この考え方は家庭用レーザー加工機の選び方で詳しく書いています。

そして買う前には、デメリットの本音煙・におい対策にも目を通しておくと、買ったあとのギャップがありません。あなたのものづくりに、ぴったりの1台が見つかりますように。

#xTool#比較#選び方

RELATED

あわせて読みたい

当ブログには Amazon アソシエイト・楽天アフィリエイト等の広告リンクを含む記事があります。リンク経由で商品が購入された場合、運営者が報酬を得ることがあります。